今回はスクール等を経ずに大学中退後すぐに就職活動をした場合、
就職するまでに実際どんなことが待ち受けているのか!?というお話です。
スクールに通って新卒っぽく就職する場合についてはこちらで解説したのでご覧ください。
今回は大学を中退してしまった後に、実際に就職活動をする際にどんなプロセスを経て内定までいくのかを解説します。
新卒の就活はエントリーシート書いて何回も面接してやっと内々定だけど、、
大学中退したら選考プロセスは新卒よりも単純だよという話
そもそも新卒の選考フローはどうなっている?
新卒の選考フローは企業の規模にもよっても違いはありますが大きくは以下のようなフローで行われていることが多いです。
企業によって異なる部分は面接の回数ではないでしょうか。
https://saponet.mynavi.jp/guide/process/part-1/
中小企業であれば2~3回、
人事面接→現場面接→役員(社長)面接
で内定が出ることが多いです。
これが大手企業だと5回,6回それ以上の企業も珍しくはありません。
大学生として新卒で就活する場合は面接が5回以上ある企業の選考ををメインに受けていくことになるかと思います。
しかも、企業によってはかなりのボリュームのエントリーシートの後に適性検査やWebテスト、それを通過すると会社の人との面接の前にグループディスカッションやグループワークなどを課している企業も多く大体4ヶ月くらいをかけて内定まで進んでいきます。
内定をもらうまでの道のりがかなり長いのが特徴です。
大学中退者の選考フローは?
一方、大学中退者の選考フローはどうなるかというと、
会社の規模にもよってもちろん違いはありますが、
書類選考→面接2回(多くて3回)→内定
のフローの会社が大半だと思います。
エントリーシートもなければ面接も半分くらいで終わるという。
選考フローだけ見たら新卒就活よりも全然簡単だと思いませんか?
私が大学中退した直後に就職した会社の場合、
応募後2日で書類選考通過連絡→面接1回(社長)で内定という感じで就活期間は約1週間w
5人くらいしかいない小さな会社だったのでこの期間で終わりましたが、
もう少し大きな会社でも1ヶ月くらいあれば内定までいくことが多いんじゃないでしょうか。
大学生なのかそうじゃないかだけでこんなにも選考フローに違いが出るのです。
では、なぜこんなにも違いがあるのかということを解説していきたいと思います。
なぜこんなにも違いがあるのか?
ここまでご覧いただいて、なんでこんなに大学中退と新卒で選考フローが違うんだ?と思った方もいらっしゃるかと思います。
なぜこんなに違うかというと答えは単純で、採用する目的が違うからです。
新卒採用の目的は将来のリーダーやコアになる人材を獲得することです。
つまり、今すぐには戦力として結果が出せなくても10~20年後に会社のリーダーや中心となって活躍してくれる人を採用することを目的としています。
入社後は研修などを通じて長期的な目線で育成することを前提に採用するため、
会社に長く居てくれるか?社風にマッチしているか?リーダーとして中心になれる素質はあるのか?などを長い選考を通して見極めていくプロセスです。
一方、大学中退者は中途採用(=転職)の扱いになります。
こちらはもちろんリーダーとして期待されている部分もありますが、
それよりもいま会社の人手が足りていない部分をすぐに埋めてくれる人を採用することを目的としています。
大学中退者と新卒では採用する目的が大きく違うために選考フローが違うのです。
つまり、大学中退者はいかにこの人を採用すれば人手が埋まるなと思わせればそれだけで採用されるということです。
いかにそう思わせるかについては別の記事で解説したいと思います。
大学中退したら選考プロセスは新卒よりも単純だよという話まとめ
いかがでしたか?
なんか行けそうな気がしてきませんか?
もちろん、面接を通過するのは簡単ではありませんが、
大学中退者の唯一の目的は職歴をつけることです。
はっきり言いますが、新卒みたいに超有名/大手企業で働くというのは、
もっというと誰もが知っているような企業で働くということは、
少なくともこの段階では不可能に近いと考えたほうがいいです。
ただ、そういった思考を少し変えるだけで、大学中退から就職することは劇的に難しいことではなくなります。
キャリアは自分で創るものです!