みなさんは普段の生活や仕事の中で言いたいことがうまく伝わらなかったり、
思ったほど共感を得られなかったりということはありませんか?
今回はビジネスマンとして最低限身につけておきたい論理的思考の重要性の話をしたいと思います。
論理的思考ってなに?聞いたことあるようなないような、、
『論理的思考』の重要性の話
論理的思考=”ロジカルシンキング”って聞いたことありませんか?
論理的思考はロジカルシンキングなどと呼ばれたりしますが、
世の中には意外とこれが出来ていない人が多いです。
例えば、会社の会議などで散々いろいろな議論をしたものの結局何も決まらず終わる。
最初に話していた内容と全く違う内容が決まってしまった。
こんなことってありませんか?
実は、大手企業で役職にあるような人でもこの思考法が弱い人が数多く見られます。
では、どうすれば論理的思考ができるようになるのでしょうか?
自分の中で”課題”は整理されていますか?
ロジカルシンキングが出来ていない人の多くは、課題の設定がされずに議論/話を始めている場合が多いです。
課題の設定とは、そもそもなにを論じるべきなのか?ということです。
例えば、 以下の問題に答える場合どう考えますか?
あるレストランでは、ランチタイムにたくさんのお客さんが来店するために、
席に座ってから注文したランチを食べられるまでに時間がかかりすぎるというクレームが多い。なんとかお客さんの不満を減らすにはどうする?
この時に、いきなり思いつくものを列挙するというのを結構やりがちです。
・スタッフを増やす
・完全予約制にする
・テレビを見せて気を紛らわせる
これらは全て正解と言えるでしょうが、
これで全てを網羅していると言えるでしょうか?
ここでまず大事なのは課題の特定、つまり、考えるべきことは何か?ということです。
この場合の考えるべきことは、
待ち時間に対しての不満を減らす/和らげるにはどうすればいいか?
ということになります。
そうすると、
・待ち時間を短縮して不満を減らす
・待ち時間を変えずに不満を減らす
という観点が出てきて、
さらにそこから
・待ち時間を短縮して不満を減らす
→ランチを出すまでの時間を短縮(処理時間を減らす)
→ランチの注文量を減らす(処理量を減らす)
・・・・・・・・
といった感じで、
論理的に順序立てて考えることで考えるべき課題が出てきます。
これを論点といいます。
もちろん、こういったものには完全なる正解はないので、
様々な切り口で考えることが可能ですが、大事なのはもれなくダブりなく考える(=MECE)ということです。
主張に対する根拠はありますか?
さらに、論理的な思考をする上でやりがちなのが主張に対する根拠がないということです。
例えば、上記の例で言えば、テレビを置くという主張の根拠は何だと思いますか?
途中まで書いてるので想像はつきやすいかと思いますが、
待ち時間を変えずに不満を減らすため、食欲以外で不満を和らげる方法があり、テレビを見せるという方法が考えられる。
というのがテレビを置くという主張に対しての根拠になります。
このように、なぜそう考えるのか?という根拠をしっかりセットで考えるようにしてください。
その上で役に立つのが論点を挙げ課題を特定することです。
主張は誰しも考えることは容易だと思いますが、
根拠がなかったり弱かったりする場合が結構多いです。
なぜそう言えるのか?本当にそう言えるのか?
いい面ばかりを見てマイナス面はないのか?
などをしっかり考えることでより論理的な思考になっていきます。
『論理的思考』の重要性の話まとめ
最初に設定した課題が色々と議論していく中でズレていくことが多々発生します。
そうならないためにも、何を考えるべきなのか、なぜそう考えるのかということをしっかり意識して考えるようにしてください。
論理思考が出来ることによって、キャリアを考えるということが容易に出来るようになります。
なぜこの会社で働くのか、どうしてその業界なのかなど、
論理思考を応用したキャリアの考え方の話もしたいと思います。
キャリアは自分で創るものです!